まさかの神戸ルミナリエ!?

先日、是非皆さんにお伝えしたい嬉しい出来事がありました!

昨年6月、わっかで訪問していたAさんが肺炎で入院されました。奥様と2人暮らしで生活されておりリハビリでは100m程の歩行練習も行えていました。入院中、呼吸状態が悪化したことで寝ている時間が長くなり、立つことへの恐怖心が強くなったようです。退院時の情報では、入院中のリハビリでは立位練習も難しくなり歩行獲得どころではなく車椅子離床の時間を増やすことを目標にされていたそうです。

4カ月後、ターミナルの宣告を受けご自宅に退院となりました。退院直後からわっかの看護師とリハスタッフの介入を再開し、しばらく毎日介入させて頂きました。退院時は一人でベッドに座ってもすぐに後ろに傾き保持できず、介助でなんとか立ち上がっても足先で後ろに突っ張りお尻が引けてしまい介助なしでは座ることも立つこともできませんでした。排泄もオムツを使用されていましたが、なんとか元の生活に戻れるようにと、根気よくリハビリと看護のケアを続けさせて頂きました。すると、徐々に手すりを持って一人で立てるようになり、なんとか介助で室内の少しの距離を歩けるようになりました。

そんな中、ご家族様から以前も一緒に行った神戸ルミナリエに行きたいと思っているとお聞きしました。正直、ご本人はすごく乗り気だったわけではないものの、モチベーションを作る為とも思い半信半疑でルミナリエにいく為に頑張りましょうと声をかけながらリハビリを進めました。すると、だんだんとベッドからの立ち上がりができるようになり、室内の廊下を伝い歩きできるようになり、少しずつマンションの廊下での歩行練習を進めていきました。動ける範囲が広がるにつれてこれなら本当にルミナリエ行けるかもと思い、車への乗り降りの練習も奥様の介助で行えるよう何度も一緒に練習しました。

そしてついに、奥様、娘様と一緒にルミナリエに行くことが出来ました!
すぐ近くの駐車場に車を停め、会場まで車椅子を使わず一緒に歩かれたそうです。初めは乗り気でなかったご本人も実際にルミナリエを見たあとで、奥様に「あれ(ルミナリエ)は一見の価値があるなぁ」と話され、リハビリに訪問した際も綺麗だったと喜ばれていました。

関わらせて頂く皆さん全てがこんなに上手くいくとは思いませんが、あきらめずにリハビリを続けることの大切さを感じ、一つの目標達成に関われたことを嬉しく思います。

現在は自身でトイレに行くことも可能となり次はどこに行こうか検討中とのことです。
次の目標達成にむけて引き続きお手伝いさせて頂きたいと思います。

 

 

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